Q1.
なぜ保育士を目指そうと思ったのですか?
幼い頃、近所に私よりも小さい子がいて、その子たちと一緒に遊んだり、色々なことを教えてあげたりすることが楽しく、好きでした。
その中で頼られる喜びを感じ、小さいながら保育園、幼稚園の先生になることが夢でした。
Q2.
他校ではなく本校を選んだ理由は?
私は勉強に関して自信がなかったので、専門的な知識をしっかり教えて頂けそうなところを探していてこの学校を見つけました。クラス数が少なかったので手厚く教えてもらえるのではないかと思いました。
学校説明会にも参加し、漠然とですが「ここが私に合う」と思ったのです。
Q3.
学生生活で得られたものは?
クラスメイトと同じ夢を目指す中で共感、協力、助け合い、お互いに刺激しながら切磋琢磨することを経験し、人としてとても成長させてもらえたと思います。
そして新しく出逢った友だちや実習先の先生、子どもたちに「自分」という存在を認めてもらえたことが自信に繋がりました。
Q4.
実習で得られたものは?
「社会の厳しさ」「仕事の厳しさ」を学びました。
保育という仕事は“楽しい”とか“子どもが好き”ということだけではできないということを実習の中で感じました。命を預かるということの責任。何かを教えるということへのプレッシャー。本当に大変な仕事であるということを再確認しましたが、だからこそ、自分次第で子どもに「善いこと」を教えてあげられるということを知り、改めて保育士のやりがいというものを感じました。
Q5.
印象に残った授業や、大変だったけど充実した授業は?
好きだった授業は「造形・表現」です。単純にものを作ったり、考えて作るという作業が好きでしたので。
大変だったのは何と言っても「音楽」のピアノですね。
Q6.
学生生活の思い出を教えてください
先にも書きましたが、本当にピアノが苦手で・・・ すごくあがり症で手が震えてしまったり、沢山手に汗をかいてしまうので、弾いていても汗で手が滑ってしまって失敗したという経験を今でも鮮明に覚えています。
しかし、入学当初、ピアノを触ったことがなく、音符もまったく読めなかった私が、初めて一曲弾けた時にはこれまで感じたことのない達成感がありました。
友だちにも応援してくれていて「よかったよ」「頑張ったね」と言ってもらえた時は本当に嬉しかったです。
Q7.
現在の勤務先を選んだ理由を教えてください
「見守る保育」という保育方針に魅かれました。
子どもに対してなんでもかんでもやってあげるのではなく、自分たちで考え、挑戦すること、できないという経験をすること、できない時にどうすればいいのかということを考えることは、子どもが生きる力を身につける上で必要な保育方法だと思いました。
私の理想の保育に近かったこともあり「ここだ!」と思いました。
二点目は、研修制度が充実していることです。社会人になって「学べる機会」をもらえることは非常にありがたいことだとわかりました。何回ももっと真面目に授業を受けていれば良かった・・・ と思うこともありましたので(苦笑)ですから、私としてはとても魅力的でした。
Q8.
勤務先ではどのような仕事をしていますか?
今は認証保育所の施設長として勤務に励んでいます。
8名の職員と一緒に試行錯誤しながら子どもたちの保育にあたっています。
とても責任の重い仕事ですし、職員のマネジメントも正直大変ですが、自分が目指す保育を実践できるのでとてもやりがいを感じています。
職員から教えてもらう事もたくさんあります。互いに切磋琢磨をして目的を成し遂げようとしています。ぶつかる事もありますが、とても可愛い職員なので大切にしています。
園長になり改めて感じることは“もっともっと勉強したい”ということです。
Q9.
羽田幼児教育専門学校で学んだ事で生かされていると思うのはどんな時ですか?
初めて関わる子どもたちがすぐに私に心を開いてくれます。
これは実習で学んだ手遊びや言葉掛けの方法のおかげです。ふぞく幼稚園での実習を通して学んだことは私の強みになっています。
子どもとの関わり方や、保育で注意しなかればならない最低限のことを教わったことはもちろん、実習に入るうえでの心構えやアポイントメントの取り方なども、本当に今の仕事の役に立っています。
Q10.
保育者として仕事のやりがいを感じるのはどのような時ですか?
愛情や時間をかけた分、子どもの成長を敏感に感じることが出来ます。乳児クラスを見ているときにはほぼ毎日です。初めて喃語を発した時。初めて立った時。初めて“先生”と呼んでくれた時。また運動会や発表会などでも頑張って練習してきた姿が頭をよぎり、行事のたびに感激します。さらに、その成長を保護者の方と共感できたとき「いつもありがとうございます」「本当によく見てくれて」と言葉で伝えていただいた時には「先生をやっていてよかった」「明日も頑張ろう」と思います。
Q11.
保育士を目指している方々へ、メッセージ・アドバイスをお願いします
「保育力は人間力」という言葉があります。
子どもと関わる上で、今まで経験したことに無駄なんてないということを私の尊敬する人に言われたことがあります。小学生の時に経験したこと、中学生で経験したこと、高校生で経験したこと、友だちと一緒に遊んだこと、アルバイト、嬉しかったこと、嫌だったこと、幸せと感じたこと、悔しい経験、旅行、趣味・・・
これまでのすべての経験が保育という仕事には役に立つと私は考えています。
これから保育士を目指す皆様へ
沢山勉強して、沢山遊んで、色々なことにチャレンジしてまずは素敵な人生をお過ごしください。